WeSpeak、Geminiでホテルの問い合わせの70%を自動対応。直接予約の転換率は最大167%向上
アルゼンチン発のスタートアップWeSpeakは、Geminiを使ったホテル向けのAI受付係で、最初の問い合わせから支払いまでを自動で対応しています。Google Cloudの導入事例ページ(2026年8月時点で公開)によると、ホテルへの問い合わせの70%が人手を介さずに完結し、直接予約の転換率は最大167%上がりました。
文=編集部2026年8月時点で公開
70%
ホテルの問い合わせの自動完結率
最大167%向上
直接予約の転換率
86%/23%増
Holiday Inn Córdoba(自動解決/直接予約の増加)
89%/21%増
Howard Johnson(自動解決/直接予約の増加)
70%減
サポートチケット
COMPANY
WeSpeak(ウィースピーク)
海外|ホテル向けAIフロントスタッフ(宿泊業向けソフトウェア)
ホテル専用のAI受付係(バーチャルレセプショニスト)を開発する2024年創業のスタートアップです。本社はアルゼンチンのブエノスアイレスで、スペイン語圏のラテンアメリカで700を超えるホテルを支援しています。
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BEFORE導入前の課題
ホテルでは、メッセージにすぐ返信しないと、宿泊客は次のホテルに移ってしまいます。問題は意欲ではなく人手で、フロントのチームがWhatsApp、Instagram、Facebook、TikTok、メールの問い合わせを24時間同時に見ることはできません。WeSpeak自身も、初期は障害で止まりかねない仮想専用サーバー(VPS)で運用しており、プラットフォームが止まれば予約の機会を失う状況でした。
ACTION取り組んだこと
WeSpeakはGemini ProとGemini Flashを使い、Googleのプラットフォームで会話ごとに適切なモデルを振り分けています。複雑なホテルにはPro、速度を重視する大半の施設にはFlashを使い、Google AI Studioを予備の経路にしています。実行基盤にはCloud Runを使い、問い合わせの量に応じて自動で規模を変えています。導入するモデルの検討では、実際のホテルの場面を想定して、1,000回以上の自動テストで誤った回答(ハルシネーション)の発生率を測り、Geminiだけが一貫して合格したとしています。
また、複数のAIモデルが会話の各部分を分担する方式から、1つのエージェント型モデルが会話全体を担う方式へ切り替えました。空室の確認、予約の作成、支払いリンクの生成といった道具をAIに渡し、決まった流れは設けていません。宿泊客がWhatsAppで空室を尋ねると、AIが部屋の選択肢と写真を示し、駐車場やレイトチェックアウトの質問に答え、宿泊客の情報を集めて支払いリンクを発行します。予約は、スタッフの関与なしに数分で確定します。
AFTER成果
ホテルへの問い合わせの70%が、スタッフの介在なしに最初から最後まで自動で処理されています。参加ホテルの販売量は2倍になり、直接予約の転換率は最大167%向上したとしています。代表的な顧客として、Holiday Inn Córdobaは86%が自動で解決され、直接予約が23%増加、Howard Johnsonは89%が自動で解決され、直接予約が21%増加しました。エージェント型のGeminiに切り替えてから、WeSpeak自身のサポートチケットも70%減りました。Cloud Runへの移行後は、ダウンタイムがゼロだとしています。
FOR YOUR COMPANY
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出典:Google Cloud 導入事例「WeSpeak delivers 24/7 hotel sales automation across Latin America with Gemini」
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。