AI活用事例データベース
教育・研修公開情報より

東京大学、教職員200名でMicrosoft 365 Copilotを検証、継続検証では1人あたり月7時間45分の削減

東京大学は、教職員を対象にMicrosoft 365 Copilotの業務利活用を検証しました。2025年7月に公開された本部職員による発表資料によると、アンケート回答者の作業時間は初回検証で約12.5%、継続検証で約20.6%減っています。

文=編集部2025年7月時点で公開

  • 200名

    検証参加者(初回)

  • 月683.7時間(約12.5%)

    作業時間の削減(初回・回答者全体)

  • 月263.7時間(約20.6%)

    作業時間の削減(継続・回答者全体)

  • 初回6時間半、継続7時間45分

    1人あたり平均削減時間(月)

COMPANY

国立大学法人 東京大学

東京都|国立大学

国立大学法人です。教職員の業務向けに、Microsoft 365 Copilotの検証や学内文書を参照できる生成AI(東大RAG)の構築を進めています。

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使ったAI・ツール

Microsoft 365 Copilot(Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams)

BEFORE導入前の課題

出典には導入前の課題の具体的な記載はありません。資料では、Microsoft 365 Copilotの概要として「業務の効率化や生産性の向上が期待できる」と説明しています。

ACTION取り組んだこと

初回検証は2024年7月16日から9月30日まで、各部局等から推薦された1〜3名と希望者の計200名で行いました。参加の条件は、ITツール利活用コミュニティで活用事例を共有すること、積極的に使うこと、終了後にアンケートへ答えることです。アンケートには、効率化の具体例や短縮された作業時間を含めました。

継続検証は2024年11月1日から2025年3月31日まで、初回の参加者のうち希望した59名で行いました。活用事例集を作るため、事例の提出も条件にしています。期間中には活用ゼミも開き、第1回は76名、第2回は64名、第3回は65名が参加しました。

AFTER成果

アンケートの回答数は、初回が105名(回答率52.5%)、継続が34名(同57.6%)でした。回答者全体の削減時間は、初回が月683.7時間(かけていた時間は月5,469.6時間、約12.5%)、継続が月263.7時間(同1,280.1時間、約20.6%)です。1人あたりの平均削減時間は月に初回が6時間半、継続が7時間45分でした。

業務別では、資料作成(議事録作成、文書のたたき台、文書校正、英訳など)が初回約10.6%、継続約12.8%の削減、情報検索が初回約11.8%、継続約21.1%の削減でした。一方で資料は、「検証参加者全員が成果を得られるものではない」ことも分かったと述べています。英訳和訳や議事録作成、プログラミング補助などは高評価で、情報検索は賛否両論でした。2025年度は2025年5月1日から2026年3月31日まで、事前に活用事例などを提供したうえで継続検証を行う予定としています。

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出典:東京大学 発表資料「東京大学における生成AIの業務利活用に向けて」(国立情報学研究所のイベント資料)
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。