当別町、生成AIの全庁展開と研修で議事録作成を2〜3時間から約30分に
北海道の当別町は、ChatGPT公開から約1か月後に職員主体で生成AIの導入検討を始め、2023年10月に本格導入しました。議事録作成が導入前の2〜3時間から30分ほどになったと実感されているとのことです。一方で、活用する職員としない職員の二極化という課題にも向き合っています。(総務省の事例集に基づく紹介です)
文=編集部令和6年7月
2〜3時間から30分ほどに
議事録作成の時間(実感値)
継続利用の意向が8割以上
庁内アンケート(実証期間中)
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当別町
北海道|当別町|自治体
北海道石狩郡にある町(北海道当別町)。
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BEFORE導入前の課題
当別町では、業務効率化を目的にDXを進めていた中でChatGPTが公開され、職員がボトムアップで早急に導入を進めたと紹介されています。首長や議員は技術面のリスクを懸念していましたが、安全な環境で利用できることを説明して理解を得たとのことです。
全庁で生成AIを展開したものの、積極的に使う職員とそうでない職員に二極化していることが課題として挙げられています。
ACTION取り組んだこと
既に使っていたビジネスチャット上で安全にChatGPTを使える「LoGoAIアシスタントbot版」を導入しました。2023年7月から9月の実証期間には、職員説明会、利活用研修会、「週刊マガジン」の創刊、プロンプト(AIへの指示文)の共有など、職員の機運を高める施策に最も力を入れたと紹介されています。2023年10月に本格導入しています。
活用内容は「AI議事録+ChatGPT」による各種議事録の要約や、広報などの文書作成など、分野を問わず幅広いとのことです。
2024年3月からは「チャットGPTを越えてゆけ企画」として、総合計画などの公開情報を参照させて回答精度を高める取り組みと、有効に活用している職員によるタスクフォースを設けて「Copilot for Microsoft 365」を検証し、事例を広める取り組みを進めています。
AFTER成果
議事録作成は、導入前は2〜3時間かかっていたものが、導入後は30分ほどで済むようになったと実感されているとのことです(実感値)。ChatGPTの実証期間中の庁内アンケートでは、継続利用の意向が8割以上、生成AIへの期待が9割以上と報告されています。
今後は、効率化で空いた時間を住民との対話や新たな施策への挑戦に使い、住民サービス向上を目指すとされています。
出典:総務省「自治体におけるAI活用・導入ガイドブック<別冊付録>先行団体における生成AI導入事例集」
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。