小田原市、RPAで勤務状況の把握を年間462時間削減
神奈川県小田原市は、各課の超過勤務時間と年休取得状況を把握する作業にRPAを導入しました。この業務の年間作業時間は486時間から24時間になったと、総務省のRPA導入ガイドブックで紹介されています。
文=編集部令和7年7月
486時間から24時間へ(462時間、95.1%削減)
各課の勤務状況把握の年間作業時間
706時間(削減率78.6%)
4業務の年間削減時間
COMPANY
小田原市
神奈川県|小田原市|自治体|普通会計職員数1,493人
神奈川県小田原市の市役所です。全庁を挙げて働き方改革に取り組み、RPAの導入を進めています。
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使ったAI・ツール
BEFORE導入前の課題
小田原市では全庁で働き方改革に取り組んでいましたが、煩雑で定常的な事務処理が多く、業務時間の削減が難しい状況でした。パソコン操作が中心の事務で、入力や転記の単純な作業ミスも課題でした。
各課では月2回、超過勤務時間と年休取得状況を把握しています。庶務事務システムには課ごとの状況を容易に確認できる機能がなく、管理者の負担になっていました。81ある課のデータ抽出とメール送信を手作業で行うのは負担が高く、ミスも起こりがちだったとのことです。
ACTION取り組んだこと
各課の勤務状況の把握について、各管理者がシステムで検索する方法から、職員課でまとめてデータを作りメールで配信する方法に変更しました。そのうえで、庶務事務システムからダウンロードしたデータで各課の実績をまとめ、各課用にデータを抽出してメールに添付・送信する作業を、RPAで自動化しています。
導入にあたっては、平成30年度末に実証実験を行い、令和元年度に81課すべてを対象にした説明会を開きました。そこで集まった48業務から、情報システム課が全てヒアリングして適否を判断し、業務量や難易度、汎用性を考慮して4業務を選びました。シナリオ(RPAの手順)の作成は外部に委託しています。
AFTER成果
各課の勤務状況把握の年間作業時間は、486時間から24時間になり、462時間(95.1%)削減されました。
対象の4業務(軽自動車税、固定資産税、健康管理・財務会計、人事給与・庶務事務)全体では、年間706時間の削減(削減率78.6%)です。職員の負担軽減や入力誤りなどの作業ミスの減少、削減した時間を住民サービス向上に資する業務に充てられたことも効果として挙げられています。
出典:「自治体におけるRPA導入ガイドブック」総務省(活用事例15: 人事給与・庶務事務)
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。