ニッセイアセットマネジメント、Amazon BedrockのClaude 3 Opusで統合報告書を分析、作業時間は約3分の1に
ニッセイアセットマネジメントは、投資先企業の非財務情報を分析する基盤にAmazon BedrockのClaude 3 Opusを採用しました。AWSの公式導入事例で紹介されています。
文=編集部2025年1月時点で公開
3〜5倍
統合報告書の分析業務の効率
3分の1に短縮
現場の作業時間
約70社(各社3年分の統合報告書)
対象企業
COMPANY
ニッセイアセットマネジメント株式会社
東京都|資産運用会社
日本生命保険グループの資産運用会社で、個人向け投資信託業務や法人向け投資顧問業務を行っています。
この企業のAI活用事例をすべて見る ›
BEFORE導入前の課題
ESG(環境・社会・ガバナンス)の評価に必要な非財務情報を分析する際、企業ごとに様式が異なるPDF文書から情報を抽出する作業に多くの時間と労力がかかっていました。統合報告書は各社が同じ時期に公開するため、特定の時期に業務が集中することも部門の課題でした。チャットサービスを使っても、最終的に各社のPDFを確認する必要があり、検索の質や効率に課題が残っていました。
ACTION取り組んだこと
同社は2023年8月に、開発パートナーのFinatextとともに社内向けのチャットサービスを開発しました。2023年9〜10月には社内で「生成AI活用コンテスト」を実施し、そこで生まれた統合報告書の分析・要約ソリューションをAWS上に構築しました。
環境分野でエンゲージメント活動を行う約70社を対象に、各社3年分の統合報告書から情報を抽出します。評価観点を踏まえた検索キーワードでベクトル検索を行い、AIが検索結果から関連情報を選んで要約を作成します。情報の選択や要約の基盤モデルには、Amazon Bedrockで利用できるClaude 3 Opusを使っています。評価観点ごとの要約とあわせて、元文書の該当箇所へのリンクが表示されます。同社は「AIが自動的に分析するツールではなく、人間が行う分析を拡張するツール」を目指したとしています。
AFTER成果
統合報告書の分析業務は3〜5倍に効率化されました。統合報告書を担当する現場の作業時間は、従来の3分の1程度に短縮されました。キーワード検索では見落としやすい関連情報も、生成AIの意味検索で拾えるようになり、分析の質の向上も期待されています。サステナブル投資推進部では、環境(E)に加えて社会(S)やガバナンス(G)分野への拡大を計画しています。
FOR YOUR COMPANY
この事例を、自社でも実現したい方へ
運営元のホリエモンAI学校が、御社の業務に合わせてご相談をお受けします。
出典:AWS導入事例「ニッセイアセットマネジメント株式会社」
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。