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金融・保険公開情報より

あいおいニッセイ同和損保、生成AIで保険募集文書の審査・点検業務を50%削減。年間約4,000時間分の効率化へ

あいおいニッセイ同和損害保険は、野村総合研究所(NRI)とともに、パンフレットなどの保険募集文書を生成AIが点検するツールを開発しました。同社の2024年11月22日付ニュースリリースで、2024年12月から運用を始め、年間約8,000件申請される文書の初期点検業務にかかる時間を半分に圧縮すると発表されています。

文=編集部2024年11月22日

  • 50%

    審査・点検業務の削減

  • 約4,000時間分

    初期点検業務の効率化(年間)

  • 約8,000件

    年間の保険募集文書の申請件数

COMPANY

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社

東京都|渋谷区|損害保険

MS&ADインシュアランス グループの損害保険会社です。東京都渋谷区恵比寿に本社を置いています。

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使ったAI・ツール

Claude 3.5 Sonnet(AWS経由)、野村総合研究所との共同開発ツール

BEFORE導入前の課題

保険商品の販売や勧誘に使うパンフレットなどの保険募集文書は、お客さまが適切な判断をするための重要な資料です。そのため、法規制やルールに沿っているか、誤解を招く表現がないかを、専門の審査部門が審査しています。

営業部支店が提案先に合わせて独自に作る文書も多く、その大半は募集期間が決まっているため、少しでも早くお客さまに届けることが求められます。一方で審査部門は複数の担当者が目視で審査しており、文書を作る部署との間で校正のやり取りが多く発生し、審査完了まで多くの時間がかかっていました。

ACTION取り組んだこと

同社が定める保険募集文書の点検項目を生成AIが自動で点検し、不備の指摘と適切な表現を表示するツールを開発しました。NRIの未来保険研究室と、AWSが提供する生成AI「Claude 3.5 Sonnet」を使った実証実験を重ねて作り上げたものです。

誤字脱字や記載内容の平仄(つじつま)に加え、保険料の割引率や加入条件の誤りといった、保険特有の確認項目にも対応します。審査部門の点検業務の一部をこのツールに置き換えることで、点検時間の効率化とヒューマンエラーの防止につなげます。生成AIの誤回答を防ぐため、プロンプトの検証実験も重ねたとしています。

2024年度内は審査部門だけで使い、2025年度からは営業部支店でも導入する予定です。

AFTER成果

作成・点検の効率化により、年間約8,000件申請される保険募集文書の初期点検業務にかかる時間を半分に圧縮し、約4,000時間分の効率化につながるとしています(リリース時点の見込み)。見出しでは「審査・点検業務を50%削減し、お客さまに向き合う時間を創出」とうたっています。

同社は今後、商品・事務の領域にも生成AIの活用範囲を広げていくとしています。

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出典:あいおいニッセイ同和損害保険 ニュースリリース「保険商品の販売に関わる募集文書の審査・点検業務に生成AIを活用」
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。