AI活用事例データベースAI CASE STUDIES OF JAPANESE COMPANIES
金融・保険公開情報より

米Newfront、Claudeで保険の定型業務を自動化し書類処理コストを60%削減

米国の保険プラットフォームNewfrontは、Claudeを使って保険業務の定型作業を自動化し、社員向けの福利厚生の問い合わせにも24時間答えられるようにしました。Anthropicの公式導入事例ページで紹介されています(ページに公開日の記載はありません)。

文=編集部2024年12月時点で公開

  • 60%

    書類処理のコスト削減

  • 20問中12問

    難しい保険の質問への正答(導入前のテスト)

  • 年間1か月分

    人事チームが取り戻した生産性

COMPANY

Newfront(ニューフロント)

海外|保険(保険プラットフォーム・ブローカー)

北米の保険プラットフォームです。出典によると、ユニコーン企業となった米国スタートアップの20%にサービスを提供しています。

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使ったAI・ツール

Claude(Claude Platform)

BEFORE導入前の課題

保険の現場では、手作業に時間がかかることが長年の悩みでした。ブローカーは複雑な書類を読み、複数のシステムを行き来してデータを手で写していました。人事部門は同じ福利厚生の質問に何時間も答え、法務部門は契約書のレビューのやり取りを何度も繰り返していました。

ACTION取り組んだこと

最初は福利厚生の問い合わせに答えるチャットボットのために、AIを探していました。既存のAIモデルがうまく答えられなかった、特定の福利厚生プランや保険用語、複雑な補償のケースに関する重要な質問20問を用意して試したところ、Claudeはシステムを変えずに20問中12問に正しく答えたといいます。

この結果を受けて、Claudeの役割を広げました。福利厚生アシスタントは、補償の上限や対象となる費用、ライフイベントに伴う変更などについて、社員に即座に答えます。契約レビューのツールは、何日もかかっていたメールのやり取りの代わりに、補償の抜けや調整案をCFOや法務チームにすぐ示します。保険管理のプラットフォームでは、形式がばらばらなPDFの「ロスラン」(保険の事故・支払い履歴)書類から、AIが構造化されたデータを取り出します。新旧のシステム間でのデータの受け渡しも自動化し、手入力をなくしました。

なお同社は、課題ごとに適したAIを選ぶ方針をとり、最も複雑な自然言語の処理にClaudeを使っているとのことです。

AFTER成果

ロスラン書類の処理コストは60%下がり、精度も上がったとしています。福利厚生アシスタントが大量の定型的な質問に答えることで、人事チームは年間でまるひと月分の生産性を取り戻しています。法務チームは時間のかかる電話やメールのやり取りが不要になり、契約レビューは数日かかっていたものが数分で終わるようになりました。福利厚生アシスタントは年間数十万件の問い合わせに対応しているとのことです。

同社の共同創業者でCTOのGordon Wintrob氏は、今のAIの能力でも改善できる業務の流れはまだ何百もある、と話しています。

出典:Anthropic 導入事例「Newfront modernizes insurance experiences with Claude」
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。