AI活用事例データベースAI CASE STUDIES OF JAPANESE COMPANIES
自治体・公共公開情報より

西粟倉村、無料の生成AIと勉強会で全庁の作業効率を向上

岡山県の西粟倉村は、GPT-4相当の生成AIを無料で使えるサービスを選んで全庁で利用し、プロンプトのテンプレートを配る勉強会を開きました。半数以上の職員が参加し、その後も継続的な利用が確認されているとのことです。(総務省の事例集に基づく紹介です)

文=編集部令和6年7月

  • 半数以上の職員が参加

    勉強会への参加

COMPANY

西粟倉村

岡山県|西粟倉村|自治体|小規模自治体

岡山県英田郡にある村(岡山県西粟倉村)。

この企業のAI活用事例をすべて見る ›

使ったAI・ツール

LoGo AIアシスタントbot版(GPT-4相当)

BEFORE導入前の課題

職員数が比較的少ない小規模自治体では、職員1人あたりの業務の種類が多く、業務ごとにシステム化して作業時間を縮めるやり方では、職員単位の効率化につながりにくいと紹介されています。

また、生成AIはプロンプト(指示文)によって出力の精度が変わるため、職員の基礎的なリテラシー向上が必要だったとのことです。

ACTION取り組んだこと

2023年から「LoGo AIアシスタントbot版」のトライアル利用を始め、GPT-4相当の生成AIを無料で使えるサービスを選んで、日常業務を中心に全庁で使っています。有料サービスはできるだけ使わない方針です。

総務省の事務連絡を受け、庁内の実情に合った独自のガイドラインを作成しました。2024年2月には生成AIの体系的な勉強会を開き、半数以上の職員や公立中学校の校長などが参加、プロンプトのテンプレートを配布しています。繁忙期を避けて勉強会を開く、Excelの一般的な操作のリテラシー向上も合わせて行うなど、利用を強制しない「緩やかな」促進を図っているとのことです。

活用内容は、資料や文書の作成支援・要約のほか、「LoGoフォーム」をカスタマイズするJavaScriptのコードや、村内調査結果をグラフ化するPythonコードの作成にも及びます。

AFTER成果

勉強会の後も継続的な利用が確認されているとのことです。画像の取得やコード作成では検索エンジンを使うより作業時間を短縮でき、議事録など長文の要約が容易にできるなど、複数の作業で職員の作業効率の向上に寄与していると紹介されています。具体的な削減時間などの数値は示されていません。

今後は、作業時間を圧縮できるようプロンプトのテンプレートの充実や、勉強会の継続開催を検討しているとのことです。

出典:総務省「自治体におけるAI活用・導入ガイドブック<別冊付録>先行団体における生成AI導入事例集」
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。