日本航空、客室乗務員の引き継ぎレポート作成にMicrosoft Phi-4のAIアプリ「JAL-AI Report」、1時間が約20分に短縮できる見込み
日本航空(JAL)は、客室乗務員が機内の出来事を地上スタッフへ引き継ぐレポートを、キーワード入力とチェックボックス選択だけで生成するAIアプリ「JAL-AI Report」を開発しています。Microsoftの記事で紹介されています。
文=編集部2025年3月時点で公開
最大で3分の1程度(1時間が20分、30分が10分)
レポート作成時間(実証参加者の見立て)
COMPANY
日本航空株式会社(JAL)
東京都|航空(定期航空運送事業)
国内外で227機の航空機を運航し、コードシェアを含め66の国と地域に就航する航空会社です。
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使ったAI・ツール
BEFORE導入前の課題
機内で急病人が出たり、フライトが大幅に遅れたりした場合、先任客室乗務員は地上スタッフへ引き継ぐレポートを作成します。内容によっては1件のレポート作成に1時間以上かかり、その間、他の業務に支障が出ることがありました。
ACTION取り組んだこと
「JAL-AI Report」は、報告の種類(医療、運航便の大幅遅延など)や状況(腹痛、発熱、整備など)をチェックボックスで選び、「発熱」「座席」などの簡単な言葉を入力すると、ボタン一つで引き継ぎレポートを生成します。日本語のレポートを英語に翻訳する機能もあり、必ず報告すべき内容はAIが問いかけて報告漏れを防ぎます。
Microsoftの小規模言語モデル(SLM)Phi-4を使い、Azure AI Foundryで開発しました。Fujitsu Kozuchiを通じてPhi-4を提供する富士通と、システムインテグレーターのHeadwatersが参加し、過去の業務引き継ぎレポートをもとにAIをファインチューニングしています。通信が不安定な機内でも使えるよう、端末上で動かせるSLMを選びました。
AFTER成果
実証実験に参加した客室乗務員によると、レポートの作成時間を最大で3分の1程度に短縮できる可能性があります。例えば、1時間かかっていた作業が20分で済み、より簡単なケースでは30分から10分に短縮できるとしています。記事は、時間の短縮だけでなく報告の質の向上にも期待できるとしています。
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出典:Microsoft Source Asia「日本航空、新AIアプリで客室乗務員の機内業務報告を効率化 ー マイクロソフトの小規模言語モデル Phi-4 を活用」
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。