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ホテル長崎、ChatGPTで団体客のアレルギー対応業務を60%削減。観光庁の実証

長崎市のホテル長崎は、国土交通省観光庁の令和6年度実証事業で、ながさき地域政策研究所とともに、ChatGPT(GPTs機能)でアレルギー対応メニュー案を作る業務を試しました。観光庁の報告資料(令和7年3月)によると、1つの団体客に3-4営業日かかっていたアレルギー対応業務で60%の稼働削減効果がありました。

文=編集部2025年3月

  • 60%の稼働削減効果

    団体客のアレルギー対応業務(1団体あたり3-4営業日)

COMPANY

ホテル長崎

長崎県|長崎市|ホテル(修学旅行・団体旅行の受入)|従業員数33名(2023年実績)

長崎市中心部の高台にあり、全室から夜景を望むホテルです。客室数は53室で、主に修学旅行(団体旅行)を受け入れてきました。

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使ったAI・ツール

ChatGPT(GPTs機能)、GPT-4o

BEFORE導入前の課題

団体旅行の食事で、食物アレルギーに対するメニュー変更を属人的に行っており、団体旅行の増加で業務負担が増していました。アレルギー情報や過去の料理代替メニュー案などのデータは蓄積されているものの一元管理されず、特定の従業員と料理長の経験に依存していました。

ACTION取り組んだこと

過去のアレルギー対応事例、メニュー表、料理の成分表を整理してGPT-4oのGPTs機能に入力しました。学校や旅行代理店から受け取った生徒・アレルギー情報を入力すると、過去の対応データに基づく代替料理メニュー案が出力されます。過去の事例にないアレルギーは、厚生労働省のウェブサイト等の公式情報の調査を生成AIが代替します。アレルギーはセンシティブな情報のため、施設が持つデータのみを参照し、推論はせずデータに基づく事実のみを示すよう工夫し、出力は料理長が確認します。

AFTER成果

1つの団体客に3-4営業日かかる団体旅行客のアレルギー対応業務で、60%の稼働削減効果が発生しました。個人のノウハウに依存していた業務を他の従業員でも実施できるようになり、業務の平準化効果もありました。

課題として、プロンプトで細かく指定しても出力にゆれが生じる場合があり「人の目による確認」が不可欠であること、複数のアレルギーを持つ個人や3人以上のデータの処理では正確な出力ができない場合があることが挙げられています。

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出典:国土交通省 観光庁「参考①:生成AIの効果的な活用に係る実証結果(令和6年度 観光DXにおける生成AIの適切かつ効果的な活用に関する調査事業)」 P149〜P154
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。