日立ソリューションズ、社内検索の生成AI連携で年14,000時間相当削減
株式会社日立ソリューションズは、自社製品「活文 企業内検索基盤」を社内に導入し、生成AIと連携して検索結果の要約を表示するようにしました。文書の検索・参照にかかる時間を年間14,000時間相当削減したと、導入事例で紹介されています。
文=編集部2026年6月時点で公開
年間14,000時間相当削減
文書の検索・参照にかかる時間
61%
検索時間の短縮を実感した人
70%
AIによる情報提示を有用と認めた人
COMPANY
株式会社日立ソリューションズ
東京都|品川区|ソフトウェア・サービス|従業員数 単独5,162名、連結14,869名(2025年9月30日現在)
東京都品川区に本社を置く、ソフトウェア・サービス事業や情報処理機器販売事業を行う会社です。1970年9月設立。
この企業のAI活用事例をすべて見る ›
使ったAI・ツール
BEFORE導入前の課題
社内ルールや福利厚生、過去のプロジェクト資料などの情報が、複数のWebサイトやシステムに分散して保管されていました。IT・DX推進本部では、データを整理するリソースが足りなかったとのことです。
社員は、どこを検索すればよいか分からず、知っていそうな人に直接聞いたり、サイトやシステムを何度も行き来して探したりする行動が常態化していました。情報検索のスキルが属人化していたことも課題で、アクセスログからも、目的の情報にたどり着くまでにかなり時間がかかっていることが分かっていたそうです。
ACTION取り組んだこと
既存システムはそのままで横断的に検索できる、生成AIとも連携する自社製品「活文 企業内検索基盤」の導入を決めました。通達や社内規定、各種手続き、社内システムのFAQ、社員の連絡先などを、一元化された検索窓から検索できます。生成AIが検索結果の要点を示すため、文書を開かなくても必要な情報が分かる形です。
試行段階では、社内用語がAIの安全フィルターに引っかかって回答が表示されない例や、検索ノイズ・精度への指摘が約50件集まりました。バックアップファイルを検索対象から外す、検索対象の場所・種類・日付を絞り込めるようにするなど、一つずつ対策したそうです。また、情報の公開元が設けたセキュリティ設定も拾ってアクセス制御するようにしています。
同社のIT・DX推進本部は、自社製品の最初の利用者(カスタマーゼロ)として取り組みました。
AFTER成果
導入前後のアクセスログを比較・分析した結果、文書の検索・参照にかかる時間を年間14,000時間相当削減できたことが確認されています。
本番公開後のアンケートでは、検索時間の短縮を実感した人が61%、AIによる情報提示を有用と認めた人が70%でした。検索対象は現在約90サイトで、今後は範囲を広げ、将来はグループ会社の情報も横断して検索できるようにしたいとのことです。
出典:「活文 企業内検索基盤」導入事例(日立ソリューションズ)
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。