埼玉県新座市の中学校、特別支援学級の所見作成を生成AIで1か月程度から1週間程度に。文部科学省の実証
埼玉県新座市は、文部科学省の「次世代の校務デジタル化推進実証事業(生成AIの校務での活用に関する実証研究)」で、生成AIチャットボット『校務支援AI Chat』を教職員が使いました。文部科学省の成果報告書(令和7年3月)によると、中学校の特別支援学級担任が20名以上の所見を作る作業が、1か月程度から1週間程度になりました。
文=編集部2025年3月
1か月程度 → 1週間程度
特別支援学級の所見作成(20名以上)
COMPANY
新座市(教育委員会・実証校)
埼玉県|新座市|市教育委員会・公立小中学校|小学校17校、中学校6校、児童生徒数 約13,000人、教職員数 約1,200人
埼玉県新座市の教育委員会と市立小中学校です。文部科学省の校務における生成AI活用の実証地域に選ばれました。
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使ったAI・ツール
BEFORE導入前の課題
特別支援学級の担任は、生徒一人ひとりの状況に応じた所見のたたき台づくりに苦慮しており、在校等時間の増加にもつながっていました。
ACTION取り組んだこと
新座市と宝塚市では、Sky株式会社が構築した『校務支援AI Chat』を、市内の全ての小・中学校の教職員と教育委員会事務局職員が使えるようにしました。成績情報など重要性の高い情報も入力できる、セキュアな環境の生成AIチャットボットです。
特別支援学級の担任は、夏休み期間の校内研修で所見作成の事例を知ったことをきっかけに、生徒の見取りメモと条件(100文字程度、ネガティブ要素は入れない、など)を入力して所見の素案を作りました。個人名を入力するほうが、AIが個人を特定して詳細なデータを参照し、より個別に即した回答を出すことも実感したとしています。
AFTER成果
20名以上の所見の作成にこれまでは1か月程度かかっていたが、生成AIの活用により1週間程度に削減されました。特別支援学級では個別の教育課程が組まれており、プロンプトを生徒ごとに工夫することで、これまで以上に各生徒の様子を細やかに見取れるようになった、と報告されています。
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出典:文部科学省「次世代の校務デジタル化推進実証事業(生成AIの校務での利活用に関する実証研究)成果報告書」(令和7年3月) P4・P17
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。