沖縄県石垣市の小中学校、学校づくりアンケートの分析と考察を2時間程度から30分程度に。文部科学省の実証
沖縄県石垣市は、文部科学省の「次世代の校務デジタル化推進実証事業(生成AIの校務での活用に関する実証研究)」で、生成AIチャットボット『Education Chat』を教職員と教育委員会が使いました。文部科学省の成果報告書(令和7年3月)によると、小中併置校の教頭がアンケート結果を分析・考察する作業が、2時間程度から30分程度になりました。
文=編集部2025年3月
2時間程度 → 30分程度
学校づくりアンケートの分析と考察
COMPANY
石垣市教育委員会
沖縄県|石垣市|市教育委員会・公立小中学校|小学校19校、中学校9校(内4校は併置校)、児童生徒数 約4,800人、教職員数 約600人
沖縄県石垣市の教育委員会と市立小中学校です。文部科学省の校務における生成AI活用の実証地域に選ばれました。
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使ったAI・ツール
BEFORE導入前の課題
学校独自の「学校づくりアンケート」を毎年1・2学期に実施していましたが、分析は手動で時間的負担が大きいものでした。教育委員会では、スクールカウンセラーの相談件数を集計して報告書を作っていたものの、分析の言語化までは行えず、不登校状況のデータ分析にも時間を要していました。
ACTION取り組んだこと
石垣市は岩倉市と同じ、株式会社ベネッセコーポレーションが構築した『Education Chat』を使いました。
小中併置校の教頭は、児童生徒・保護者・教職員のアンケート回答をExcelに出力し、生成AIが読み取りやすいよう回答を集計してパーセンテージ表記にしたうえでファイル添付で読み込ませ、1学期と2学期の比較や課題・成果のまとめ、評価の低い項目・高い項目の考察を依頼しました。教育委員会の生徒指導担当職員は、スクールカウンセラーの相談件数や不登校状況のデータ分析に生成AIを使いました。
AFTER成果
これまで2時間程度かかっていたアンケート結果の分析と考察が、30分程度で完了しました。複数のアンケート回答結果をもとにした考察は客観的でわかりやすく、利用者の理解も円滑に進んだとしています。
教育委員会では、データ分析結果を言語化できるようになり、作業時間の削減によって児童生徒と向き合う時間や他の業務に充てる時間が確保できた、と報告されています。
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出典:文部科学省「次世代の校務デジタル化推進実証事業(生成AIの校務での利活用に関する実証研究)成果報告書」(令和7年3月) P4・P35・P36
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。