愛知県岩倉市の中学校、不登校のケース会議は1時間程度から30分程度、学校風土調査の分析は20分程度に。文部科学省の実証
愛知県岩倉市は、文部科学省の「次世代の校務デジタル化推進実証事業(生成AIの校務での活用に関する実証研究)」で、生成AIチャットボット『Education Chat』を教職員が使いました。文部科学省の成果報告書(令和7年3月)によると、不登校生徒のケース会議が1時間程度から30分程度に、学校風土調査の分析が1-2時間程度から20分程度になりました。
文=編集部2025年3月
1時間程度 → 30分程度
不登校ケース会議の進行
1-2時間程度 → 20分程度
学校風土調査の分析
COMPANY
岩倉市(教育委員会・実証校)
愛知県|岩倉市|市教育委員会・公立小中学校|小学校5校、中学校2校、児童生徒数 約3,400人、教職員数 約300人
愛知県岩倉市の教育委員会と市立小中学校です。文部科学省の校務における生成AI活用の実証地域に選ばれました。
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使ったAI・ツール
BEFORE導入前の課題
不登校のケース会議では、アイディア出しから支援策、短期・中期目標の決定まで、ゼロベースで話し合うところから始めていました。学校風土調査の結果は、自分で分析しても自信が持てないと感じていました。
ACTION取り組んだこと
岩倉市と石垣市では、株式会社ベネッセコーポレーションが構築した『Education Chat』を、全ての小・中学校の教職員と教育委員会事務局職員が使えるようにしました。LLMはGPT-4o-mini/GPT-4oから選べます。
中学校の主幹教諭が、不登校生徒の支援策のアイディア出しに、生徒の情報や教育支援シートをもとに生成AIで対応策と短期目標の例を出しました。また、毎学期実施する「学校風土調査」の結果をExcelにして添付し、問題点の分析を依頼しました。
AFTER成果
ケース会議は、これまで1時間程度を要していたものが、生成AIで話し合いのベースとなる例を用意できたことで30分程度で進行できるようになりました。出てきた案をチェックリストのように使い、抜け漏れなく検討できたとしています。
学校風土調査の分析は、これまで1-2時間程度要することもあったが、添削などの時間を含めても20分程度に削減されました。30項目以上の調査結果がすべてカバーされ、自分では思いつかないアイディアも示されたとのことです。
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出典:文部科学省「次世代の校務デジタル化推進実証事業(生成AIの校務での利活用に関する実証研究)成果報告書」(令和7年3月) P4・P30・P32
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。