恵寿総合病院、生成AIの実証で医師の退院時サマリー作成が約15分から5分に短縮
石川県七尾市の恵寿総合病院は、Ubie株式会社と生成AIを使った「医師の働き方改革」の実証実験を行いました。2024年1月30日のUbie株式会社のプレスリリースで、書類作成業務の時間を最大1/3まで軽減できたと紹介されています。
文=編集部2024年1月30日
最大約15分から5分(最大1/3)
医師の退院時サマリー作成
540時間
医師の作業時間削減の可能性(年間)
最大1時間から15分に短縮したケースあり
看護師の退院時看護要約
29日間、15名
実証の期間と参加者
COMPANY
社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院
石川県|七尾市|病院(地域医療支援病院)
石川県七尾市の病院です。出典によると、能登地域唯一の地域医療支援病院で、医療DXを積極的に進めています。
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使ったAI・ツール
BEFORE導入前の課題
2024年4月に「医師の働き方改革」が始まり、医師の時間外労働に上限が設けられます。各医療機関には、DXやタスクシフトなどによる業務効率化が求められていました。恵寿総合病院は、院内全体の業務効率化を目指していました。
ACTION取り組んだこと
2023年12月1日から12月29日までの29日間、医師・看護師・事務など15名が参加して、生成AI(LLM)が倫理や安全性に配慮しながら医療現場で使えるかを検証しました。同院が導入済みの「ユビーメディカルナビ」に、生成AIを使う機能を追加したものです。
あらかじめ設定した指示文(プロンプト)で、必要な情報を読み込ませて要約させ、医師が内容を確認して必要なら修正する方式です。医師、看護師、医療事務スタッフの業務を対象に、どの業務で効率化が見込めるかを確かめました。
AFTER成果
医師の退院時サマリー作成は、最大約15分から5分と1/3まで短縮しました。平均5分の短縮が見込まれ、全病棟で年間約6,500人の患者が退院・転出する同院では、年間で540時間の医師の作業時間削減を実現できる可能性が示されました。看護師の退院時看護要約では、最大1時間かかっていた作業が15分に短縮できたケースも確認されました。医療事務スタッフでも、退院サマリー、主治医意見書、診療情報提供書などの作成補助で効率化の効果があったとしています。
2月からは医師を含めた院内スタッフ最大800人が生成AIを活用する予定です。
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出典:Ubie株式会社 プレスリリース「恵寿総合病院とUbie、生成AIを活用した「医師の働き方改革」の実証実験を実施」
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。