AI活用事例データベースAI CASE STUDIES OF JAPANESE COMPANIES
医療・介護・福祉公開情報より

やさしい手、生成AIで介護記録の作成時間を30%削減

在宅介護を展開する株式会社やさしい手は、Amazon Bedrockを使って介護記録の作成を支援する仕組みを整えました。1件あたり20分以上かかっていた作業が、チェック時間を含めて平均14分と約30%短縮され、利用者の多い事業所では月25時間の削減になったと紹介されています。

文=編集部2025年3月時点で公開

  • 1件20分以上から平均14分(約30%削減)

    介護記録の作成時間

  • 月25時間削減

    利用者が多い事業所

COMPANY

株式会社やさしい手

東京都|目黒区|在宅介護サービス

1993年設立。居宅介護サービスなど在宅介護を中心に幅広いサービスを提供し、ICT活用の経験を生かしたシステム供給やDX支援サービスも手がける介護事業者。

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使ったAI・ツール

#Amazon Bedrock#Amazon Transcribe

BEFORE導入前の課題

同社は2000年ごろから介護記録のICT化に取り組み、10年以上にわたって介護記録データを蓄積してきましたが、そのデータを十分に活用できていませんでした。

また、介護保険報酬の対象になるのは利用者をケアする介護サービスだけで、介護記録などの文書作成は対象外です。限られた人手の中でスタッフが多忙を極めており、100名を超える利用者を支援する事業所では、膨大な情報を小規模なチームで処理しなければならなかったとのことです。

ACTION取り組んだこと

経営企画、介護サービス、IT部門のメンバーでチームを組み、2週間単位のスプリントでフィードバックを反映しながら、Amazon Bedrockを使った業務支援ツールを開発しました。生成AIの実装は同社にとって初めての挑戦で、プロトタイプにはオープンソースのGenerative AI Use Cases(Gen U)が有効だったと紹介されています。

あわせて、ケアマネジャーと利用者の会話音声をAmazon Transcribeでテキスト化し、Amazon Bedrockで自然言語処理を行ってアセスメント業務に生かしています。

AFTER成果

これまで利用者1人あたり月6万字にもなる介護記録を手作業でまとめ、1件あたり20分以上かかっていた作業が、生成AIの活用により、チェック時間を含めて平均14分と約30%の削減になりました。サービス利用者が多い事業所では月25時間の削減とのことです。

現場スタッフからは「まるで魔法のよう」という声が上がったと紹介されています。ケアマネジャーのアセスメント業務の効率化や、過去の記録を使った利用者家族の問い合わせへの回答にも生かされているとのことです。

出典:AWS導入事例「やさしい手」
本記事は出典の内容をもとに編集部がまとめたものです。数字・成果は出典の表現に沿っています。